●　喰わせのトップウォーターを実現する、アッセンブリーパーツ

メタルリップ

このルアーを最も印象付けるパーツであるメタルリップ。リトリーブするとこのリップが水の抵抗を受け、本体にローリングとウォッブリングをミックスしたアクションを与えます。


リップは軽量なメタル素材を選択。プラグの浮き姿勢にも悪影響を及ぼしません。


平面ではなくえぐれている為、水の掴みが早いのが特徴ですが、意外なことにファーストリトリーブでの安定性も優秀。

WPB可変プロップ

「L&Sプロップベイト・本山バージョン」でもお馴染みのプロップを採用。Calling Upシリーズのスイッシャーモデルに不可欠なパーツです。その特徴は、超低速リトリーブでもスムースな回転を実現している点にあります。

エクスキャリバーフック

ヒネリの入ったエクスキャリバーフック。瞬発的なチェイスにも高確率でフックアップに持ち込みます。2005年度生産分より、新型エクスキャリバーフック『TX3』を採用しています。


スプリットリングを介してヒートンと接続。フックの自由度を増すことでルアーアクションを生かし、バラシ軽減にも貢献。

●　使用方法

基本アクション

　リトリーブするとメタルリップが水の抵抗を受け、水面でローリングとウォッブリングをミックスしたアクションを生み出します。また、テールが左右に振られる事により、リアに装着された可変プロップが不規則な回転・攪拌を引き起こします。

　そのアクションは一定でなく、リトリーブスピードにより様々に変化します。

超スローリトリーブ

　WPB可変プロップは、メタルリップが水を掴むことができないような超デッドスローリトリーブ（ティップをやや持ち上げて軽くラインテンションを保つような操作をイメージして頂きたい）においてもスムースな回転を生み出す。

　使い方によっては、リップに水流を極力当てないような超デッドスローリトリーブを意図的にしてやることにより、プロップだけを静かに回転させ続けるといった超フィネスな攻略が可能となる。それはさながら、落水した昆虫などがもがきながら風に流されている、そんな波紋・アクションをイメージして下さい。

スローリトリーブ

　一般的なスローリトリーブの範疇では、メタルリップが水の抵抗を受けてボディーを微妙に震わせたり震わせなかったりの状態。しかしそのような状況下においてもWPB可変プロップはしっかりと回転しています。

　次第にボディーがウォッブリングを起こす状態になりテールフックが左右に振られ始めると、フックと可変プロップが互いに干渉し、ビッグバドのような金属音を発生させるようになります。

スロー〜ミディアムリトリーブ

　メタルリップが水の抵抗を受け、ルアー全体がアクションし始めます。この段階ではテールの一部がまだ水面上にあります。

　常に一定方向に回転をするプロップは、テールが左右に振られる事により不安定な回転を与えられる状態となる。また、プロップがフックと干渉することにより更に不規則な回転となるが、あるリトリーブスピードを超えた時点で再び強烈な回転をし始めます。

ファーストリトリーブ

　意外な程、ファーストリトリーブにも耐えてしまいます。テスト中においても水面上に飛び出てしまう事はほとんどありませんでした。ティップを水面に位置させてファーストリトリーブした場合、ルアーは水面直下もしくは潜行深度５〜１０ｃｍの範囲内。

　スピードアップに伴いアクション幅はタイトになってくるため、可変プロップへのテールアクションやフックとの干渉が少なくなり、可変プロップの回転数が一気に上昇します。

ポッピング

　これはリトリーブではなく、ロッドワークで強めのポッピングを与える使い方。特筆すべきは、驚くほど手前方向への移動距離が短くて済む点。ポッピングの際、ややダイブする姿勢で水面下に頭を突っ込む体勢となるが、その体勢に準じ、リアの可変プロップが水飛沫を前方に撒き散らします。

●　製品概要

・　カラーチャート　写真上より
（本山氏の経験から厳選した全４色）

　MGFO
　MMFT
　MNBL
　MCGC

・　全長　：　約６４ｍｍ

・　自重　：　９.２ｇ

・　標準小売価格　オープンプライス